玉簾の滝

日立市

常陸太田市から里美村に向かう国道349号線の旧道沿い

大きさは 幅8メートル、高さ約18メートル
滝の名前は徳川光圀だそうです。

「紅葉せし木の間の滝の玉すだれ 落ちる錦をきてこそまされ」徳川斉昭

玉簾(たまだれ)の滝

 

2005年01月の滝

 

006年01月23日

 

玉簾の滝 2008/04/11

 

玉簾寺(ぎょくれんじ)

安産守護の玉簾観音として地元では有名
しかし 境内から滝を見る観光客が多く 寺として好ましくない様子。
寺に迷惑をかけないようにするのが良いでしょうね。

玉簾寺の伝説

一説

玉簾寺は、1678年(延宝6年)徳川光圀の命を受け建てられたそうです。

このお寺のご本尊は釈迦如来ですが、ご本尊よりも観音様の方が広く知られております。

 むかし、光圀公が領内巡視のため、この地を訪れ、光圀公が玉簾の滝を前に一休みしていると、滝のあたりに不思議な光が輝き、その光の中に観世音菩薩のお姿を感じ取ることができたのです。その容姿は、江戸小石川の藩邸に守護仏として祀られていた菩薩にそっくりだったので 光圀公は、ここに立派なお寺を建て、江戸の菩薩を移して祀り、瀑布山玉簾寺と命名したのです。
 
その後玉簾寺は再三火災に遭いましたが、なぜか観音堂だけは炎上を免れ、今も昔の姿を留めています。
 いつの火災の時かは定かではありませんが、玉簾寺に火の手が上がっていると聞いた村人たちが消火に駆けつけてみると、他のお堂がすでに炎に包まれているというのに、観音堂だけは全く火を寄せ付けません。
 村人たちは不思議に思い、観音堂に目をやると、人の形をした白いものが、ふわふわと漂いながら、降りかかる火の粉を払い落としていたと言うのです。
 この観音は、玉簾観音の名で親しまれ、特に女性の苦悩を救う安産守護神の菩薩として今も多くの人々の信仰を集めています。

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